にっけん文化事業団では、童謡文化の発展を願って、童謡の作曲で顕著な功績のあった方に、小野童謡文化賞を贈呈しております。
第3回にっけん小野童謡文化賞を、「いぬのおまわりさん」「サッちゃん」「おなかがへるうた」などの童謡で知られる作曲家 大中恩氏に贈呈いたしました。
「にっけん小野童謡文化賞」の贈呈式は、 2006年1月16日に、帝国ホテル(東京)で行われました。贈呈式には、来賓として第1回にっけん児童図書出版文化賞受賞者の相原法則氏、児童文学作家の松谷みよ子氏、岩崎京子氏、宮川ひろ氏、またにっけんの小野忠男理事長夫妻、元国務大臣の小澤潔顧問夫妻、福田菊子副理事長、小野隆士副会長が出席し、なごやかで有意義なひとときを過ごしました。受賞者の大中恩氏には、賞状と文化勲章受章者・北村西望作の「歓」(よろこび)が贈られました。
1924年東京に生まれる。1945年東京音楽学校(現東京芸術大学)作曲科卒業。1955年 中田喜直氏ら5人で「ろばの会」を結成し2000年3月の解散までこどものための音楽の創作と発展に尽くす。「いぬのおまわりさん」「サッちゃん」など数多くのこどものうたが創られた。1958年、1961年に芸術祭賞受賞。1982年「いぬのおまわりさん」「サッちゃん」「おなかのへるうた」等を集大成した「現代こどものうた秀作選・大中恩選集」で日本童謡大賞を受賞。1989年紫綬褒章受章。2004年童謡文化賞受賞。歌曲、合唱曲、こどものうた等の曲集・CDの出版多数。
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