にっけん文化事業団では、童謡文化の発展を願って、童謡の作曲で顕著な功績のあった方に、小野童謡文化賞を贈呈しております。
第2回にっけん小野童謡文化賞を、「あめふりくまのこ」などの童謡で知られる作曲家 湯山昭氏に贈呈いたしました。
「にっけん小野童謡文化賞」の贈呈式は、2004年1月19日に、帝国ホテル(東京)で行われました。贈呈式には、来賓として第1回にっけん児童図書出版文化賞受賞者の相原法則氏、児童文学作家の松谷みよ子氏、岩崎京子氏、宮川ひろ氏、作曲家の森崎貴敏氏、またにっけんの小野忠男理事長、元国務大臣の小澤潔顧問夫妻、福田菊子副理事長、小野隆士副会長が出席し、なごやかで有意義なひとときを過ごしました。受賞者の湯山昭氏には、正賞として賞状と文化勲章受賞者・北村西望作の「微笑む少女」が贈られました。
湯山昭氏は1932年神奈川県に生まれる。東京芸術大学音楽部作曲科を卒業。社団法人日本童謡協会会長、社団法人日本作曲家協議会理事、JASRAC評議員会議長。著作権法100年記念功労者文部大臣表彰、平成10年度JASRAC功労者表彰、1970年芸術祭大賞、1973年・76年日本童謡賞、1995年フランス・ブルゴーニュにおけるシュバリエ・デュ・タートヴァン叙任・受章のため渡仏、1977年芸術祭優秀賞、2003年11月旭日小綬章を受章。
― 主な作品 ― 合唱組曲『コタンの歌』、新選童謡歌曲集『おはなしゆびさん』、ピアノメソード『こどもの宇宙』(全四巻)、「あめふりくまのこ」「おはなしゆびさん」「おはながわらった」「山のワルツ」など。
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