にっけん文化事業団では、児童文学の発展を願って、編集の分野で顕著な功績のあった方を選考委員会で慎重に審議し、第3回 にっけん児童図書出版文化賞に、大日本図書の保坂重政氏を選考しました。
「にっけん児童図書出版文化賞」の贈呈式は、2000年5月25日に、帝国ホテル(東京)で行われました。贈呈式には、にっけんの小野忠男理事長、福田菊子副理事長、また来賓として第1回
受賞者の相原法則氏、児童文学作家の松谷みよ子氏、岩崎京子氏、宮川ひろ氏も出席され、なごやかで有意義なひとときを過ごしました。受賞者の保坂重政氏には、正賞として賞状と文化勲章受章者・北村西望作の「微笑む少女」が贈られました。
保坂重政氏は新潟県出身。明治大学を卒業。大日本図書に入社、取締役書籍部長を経て、企画・編集に携わり、『てんぷらぴりぴり』まど・みちお第一詩集 (野間児童図書文芸賞受賞)
、『野ゆき山ゆき』与田凖一詩集 (野間児童文芸賞受賞)『校定・新美南吉全集』(日本児童文学学会賞、赤い鳥文学賞特別賞受賞) の他、全集、事典など数多くの話題作の編集を手がけてこられました。今後、より一層のご活躍を心から期待いたします。
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