にっけん文化事業団では、「にっけん児童図書出版文化賞」を創設することになりました。この賞は、絵本および児童文学の出版において、顕著な功績のあった方に贈呈しております。
選考委員会で慎重に審議した結果、第1回「にっけん児童図書出版文化賞」に、相原法則(あいはら みちのり)氏を選考しました。
「にっけん児童図書出版文化賞」の贈呈式は、1994年6月27日に、吉祥寺の東横インで行われました。 贈呈式には、にっけんの小野忠男理事長、福田菊子副理事長、選考委員で児童文学作家の渋谷勲氏の他、児童文学作家で、相原氏の友人でもある松谷みよ子氏もかけつけ、なごやかで有意義なひとときを過ごしました。
受賞者の相原法則氏には、正賞として賞状、副賞として文化勲章受章者・北村西望作のレリーフ「微笑む少女」が贈られました。
相原法則氏は、ポプラ社を経て、偕成社の編集長になられ、長年にわたるご活躍のあいだに、赤い鳥文学賞、国際アンデルセン賞、日本児童文学者協会賞などの受賞作品を数多く手がけられました。
主な作品には、平和のための絵本『まちんと』(作・松谷みよこ/絵・司修)等々。 また、歌人として朝日歌壇賞を受賞され、ご著書に、歌集『ひとりおいて』、『無銘』などがあります。
|