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 うまやの そばの なたね

 絵/かみや しん
 定価 1,300 円+税

 ISBN : 4-434-01593-1
 B5/29ページ



 この作品は、1935年(昭10)5月13日に制作されました。東京外国語学校4年生在学時です。ゆるやかに海になだれる街、暖い知多半島の春の情景を思いうかべながら書かれたのでしょうか。まだ見たことのない世界への期待と好奇に身をふくらませる菜の花のつぼみたちの会話と、母さん馬のやさしい声と瞳が、心にのこります。(編者あとがきより)



 点でもなく、線でもなく、面で描かれた限りなくソフトなタッチの絵に、まず目を奪われました。
美しい世界に生まれ出た花、昆虫、動物・・・が生まれた喜びを感じながら、共存していく姿には
夢が満ちあふれていて、何と良い絵本かと思いました。

 (東京都杉並区)


 本当に心温まるお話でした。水彩画の絵も、子どもたちの創造力をかきたてるのに、
程よい表現で、とてもよかったです。

 (岐阜県 各務原市)


 新美南吉のお話の中でも、かわいらしくて夢があり、とても気に入ってます。
絵も色がとても美しく、やさしくて、つい買ってしまいました。

 (北海道 千歳市)




作者/新美 南吉 (にいみ・なんきち)
1913年〜1943年。愛知県生まれ。雑誌『赤い鳥』に「ごん狐」を初め多くの童謡・童話を発表。他に少年小説、民話的メルヘン等、優れた創作活動を展開したが、29歳で早逝。その業績は、『校訂・新美南吉全集』(全12巻+別館2巻・大日本図書)に収められている。

画家/かみや しん (上矢 津)
1942年、東京生まれ。シルクスクリーンプリントによる版画作品を各国版画ビエンナーレに出品、イギリス、ユーゴスラビア、アメリカ等で多数受賞。また油彩、コラージュ、立体、写真多彩な表現を追求するかたわら、自然と美術とのつながりを解りやすく児童図書としても展開。1993年〜1996年、東京芸術大学美術学部非常勤講師も勤める。

編者/保坂 重政 (ほさか・しげまさ)
1936年、新潟県生まれ。『校定・新美南吉全集』(大日本図書)を初め新美南吉作品の企画・出版に編集者として関わってきた。著書に『新美南吉を編む―二つの全集とその周辺』(アリス館)がある。


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